死の標的
ちょっと出来の良いTVドラマといった印象。
スティーブン・セガールという人は体術に独特の風情がある。近年のDVDパッケージには見る影もないほどスリムな身体をクネクネと踊らせて腕や脚をへし折るアクションを見るのは一種の快感を覚えるかもしれない。
しかし20世紀フォックス作品にもB級があるのか、そのそしりは免れないような出来に思える。アラを探せばいくらでもありそうな造りなのはご愛嬌か。
スティーブン・セガールという人は体術に独特の風情がある。近年のDVDパッケージには見る影もないほどスリムな身体をクネクネと踊らせて腕や脚をへし折るアクションを見るのは一種の快感を覚えるかもしれない。
しかし20世紀フォックス作品にもB級があるのか、そのそしりは免れないような出来に思える。アラを探せばいくらでもありそうな造りなのはご愛嬌か。
今迄その胡散臭さから避けていたセガールもんだが、ツタヤプレミアム入会を機に、その代表作の「沈黙の戦艦」を観たところ、さすが代表作と言われるだけの充実ぶりに関連作品をポツポツ観て来たが、今作は観なくても良かったかもしれない。
このセガールという人はウィキペディアで調べたところ、「エグゼクティブ・デシジョン」を除けば主役以外を演じた事が無いという記述があった。ということはデビュー作から主役ということだ。このおッさんのどこにそんな魅力があるのかと思わせるような顔立ちだけど、やっぱりアクションが出来るからかなあ?それとも裏から手を回して…とか想像してしまう。
今作はジャマイカン・マフィアというあんまりお目にかからない組織が中心になって描かれている。お決まりの麻薬関係の悪い人達だが、善悪を問わずジャマイカの人達はレゲエ調で喋っているのにちょっと衝撃を受けた。こんな映画ばかり観ていると、日本人が未だにちょんまげを結っていると外国人が思っているのも無理はないかもしれませんな。
「マチェーテ」のおッさんがこんなところでも悪いメキシコ人で出演している。
»»鑑賞日»»2018/08/21
アマゾンのレビューを読んでみた。
セガールファンの人にとっては概ね好評のようである。
隠れた名作と言ってる人もいる。
そうなのか!?
このころがセガールの全盛期だったと言っている人もいる。
セガールファンの人にとっては概ね好評のようである。
隠れた名作と言ってる人もいる。
そうなのか!?
このころがセガールの全盛期だったと言っている人もいる。
内容紹介の項に目を移すと、セガールは主演だけでなく、スタッフの「製作」にも名を連ねているじゃぁあ〜りませんか!「製作」というと、その映画に出資して、かなり色々と言いたいことを言える立場の人のことなんじゃないでしょうか?
さしたるメガヒット作もない若造のうちから「製作」までこなすとは、ヴィン・ディーゼルと並んで、ますますナゾ多き男ですぜ。
●原題:MARKED FOR DEATH
●制作年:1990
●上映時間:94min
●監督:ドワイト・H・リトル
●キャスト:スティーブン・セガール
●お薦め度:---