L’AMOUR EST UNE FêTE PARIS PIGALLE

ダーティ・ガイズ パリ風俗街潜入捜査線

原題の意味はいざ知らず、その邦題から連想すれば、ちょっとエッチなコメディだろうと考えていた。ちょっとエッチってのは当たってはいたけど、コメディな感じは皆無で、むしろ哀愁ただようシリアスな内容だ。
潜入捜査もののカテゴリーに分類されるとは思うんだけれど、その方面の描写よりもエッチな業界の経営に力を入れている。中盤で「対象」の手下に連れ回される件りがあるんだけれど、そこいら辺りから「ん〜、全く先が読めん」と思い出してくる。これは一種のヒッカケなんだと思うんだが、この先の「対象」とのやりとりがヒジョーに興味深い。そしてこの「対象」を演じている役者がとても味がある。
結末は自分の考える「フランス映画」的な終り方で、久々に「フランス映画」を観たなぁと思った訳です。
»»鑑賞日»»2020/05/14

●原題:L'AMOUR EST UNE FêTE PARIS PIGALLE
●制作年:2018
●上映時間:119min
●監督:セドリック・アンジェ
●キャスト:ギヨーム・カネジル・ルルーシュ/ミシェル・フォー/グザヴィエ・ボーヴォワ
●お薦め度:☆☆☆